この付近は、むかし葺が生い茂っていた沼地で「かぬま」といいました。
巨人デイラボッチが富士山を担ぎ込もうとした時の足跡が沼になったという言い伝えがあります。
昭和17(1942)年からの土地区画整理事業で公園用地となりました。
その後、約5年の歳月をかけ、昭和48(1973)年4月に鹿沼公園として生まれ変わりました。
アジサイや桜に囲まれた白鳥池にはカモ、カメ、コイなどがいて公園の人気者に。
このほか、自転車、ゴーカートなどを無料で借りて走ることができる交通公園、テニスコート、野球場もあり、
駅に近いこともあって、多くの市民に親しまれる公園となっています。
自転車や足漕ぎゴーカート、豆自動車などを無料で貸し出しています。
標識や信号機、踏切などもある、すべてが実際の道路を想定して造られているので、
子供たちがわかりやすく交通ルールを学ぶことができます。
ブランコ、砂場、鉄棒、ジャングルジム、珍しいかたちのすべり台などが楽しい広場。
木陰のベンチは家族でひとやすみできる憩いの場になっています。
園内で大きな存在感を放つD52形蒸気機関車。間近で見ると迫力満点です。
全国的にはD51(デゴイチ)が有名ですが、このD52という型は日本の蒸気機関車の中では最高の出力を誇り、
現存数は10両以下だそう。運転室の公開日もあります。
公園の高台にあり、白鳥池が見渡せます。
園内の散策路を楽しんだあとは、心地よい風が駆け抜けるあずまやでひと休み。
初夏を迎える頃になるとスイレンが水面を彩ります。
いくつもの葉で水面を覆い、空に向かって白く咲く姿に思わず見ほれてしまう。
鑑賞は、きれいに花が開く午前中がお薦め。